工場の生産システムなどを狙ったランサムウェアが、世界各地で猛威をふるっています。ランサムウェアとは、身代金要求型のコンピュータ-ウィルスで、感染すると生産システムが使えなくなってしまい、復旧させたいなら金を払えと脅してくるというものです。このウィルスに感染して、一定期間操業停止に追い込まれた工場の事例は世界中にあります。自分のところは関係ないと思う人もいるかもしれませんが、今やあらゆるものがインターネットに接続される時代になっていますから、どこの工場でもターゲットになる可能性はあります。

ランサムウェアの被害を受けないようにするためには、otセキュリティをしっかり行っておくことが重要です。ランサムウェアに対するotセキュリティを高めるというと、何か非常に特殊な技術を使うのかと思うかもしれませんが、ランサムウェアを防ぐためには、意外とアナログで初歩的な方法が有効です。例えば、ランサムウェアはメールの添付ファイルなどから感染することが多いです。悪意を持った人は、なんとかして添付ファイルを開かせようと、取引先や知人などを装ってメールを送信してくることがあります。

うっかりそれを信じて添付ファイルを開封してしまうと感染してしまうかもしれません。また、USBメモリーなどから感染することもあるので、それらの取り扱いを厳格に管理するのもotセキュリティの一環として重要になってくるでしょう。こんなふうに、意外と簡単なことを気をつけることでotセキュリティは高められるのです。