日本の企業の多くは、プロクシサーバーを利用してインターネットへのアクセスを行っています。プロクシサーバーは本社やデーターセンターなどに設置され、安全にインターネットアクセスが行えるように管理しています。まだそれほどインターネットの使用が普及しておらず、アプリケーションもローカル環境が多かった当時は、プロクシサーバーを経由しての利用も問題にはなりませんでした。回線は十分な余裕を持って機能し、混雑が起こることもなかったのが理由の一つでしょう。

しかし昨今では業務の多くでネットワークへのアクセスが求められ、社員はそれぞれのデバイスを使って仕事をします。表計算や文書作成で使用するアプリケーションも大容量の通信を求めるクラウドサービスに移行し、1回あたりのアクセスで必要とされる通信量も飛躍的に上昇しました。プロクシサーバーを通して通信を行う従来の方法を採用した場合、複数の社員から同時に求められる大容量の通信に耐えることができず、サーバーが混雑してしまいます。sdwanは、アクセスを求めてきたアプリケーションの危険度に応じて、インターネットへの直接アクセスを許可することができます。

sdwanによる割り振り機能を利用することで、通信の混乱や停滞を防ぐことができるでしょう。複数の拠点を持っていたり、テレワークなどで社員が同時に大容量の通信を行う場合にも、sdwanの機能が便利です。通信量や拠点数の多さに悩む企業にとって、sdwanは導入を検討したい技術となっています。sd-wanのことならこちら